ドローンの重量は何を含む?バッテリー搭載時の総重量と規制区分の関係を解説

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ドローンを購入したり飛行させたりする際、「どこまでの重さが規制対象になるのか」を正確に理解しておくことが必須です。特に、バッテリーを含んだ総重量が何グラムかで、法律上の扱いが大きく変わります。この記事では、バッテリー込みの総重量とは何か、どう計測するか、100gの壁や25kg以上の大型機に関する最新の規制区分を詳しく解説します。

ドローン 重量が意味するものと規制の基準

ドローンの重量とは、どの部分を含めるかで法律上の扱いが変わります。特に、「本体の重量」と「バッテリーの重量」の合計が重要で、付属品やアクセサリーなどの一部は含まれません。法律改正によって、100グラム未満のドローンは「模型航空機」とされ、航空法の一部規制から外れる一方で、100グラム以上となると「無人航空機」として登録義務やリモートIDの搭載義務などが課されます。

100グラム未満が模型航空機と扱われる理由

100グラム未満のドローンは、「機体本体+バッテリー」の総重量がこの基準を下回れば、航空法の無人航空機の定義には含まれず、多くの規制から外れます。例えば、登録義務やリモートID義務は発生しません。ただし、空港周辺や高度150メートル以上での飛行など、特定の空域や条件では航空法が適用されることがあります。

100グラム以上で適用される「無人航空機」の規制

総重量が100グラム以上になった時点で、そのドローンは法律上「無人航空機」とされ、航空法の規制対象になります。登録義務、リモートIDの搭載、飛行許可・承認手続きが必要となる飛行条件(夜間飛行・目視外飛行・人口集中地区での飛行など)では申請が求められます。この基準は2022年6月20日から適用されています。

重量に含まれないものと注意点

重量の計測では、付属品のうち「取り外し可能なアクセサリー」は総重量に含めないとされています。例としてプロペラガードや追加のカメラなどです。そのため、公式表記で「〇〇g(バッテリー込み)」とあるかどうかを確認する必要があります。バッテリーを替えると総重量が100gを超える機体では法的扱いが変わるためです。

総重量の計測方法とバッテリー搭載の考え方

「総重量」はドローンを飛行させる際の状態に近い形で計測しなければ誤解を招きます。特にバッテリーの装着状態や取り外し可能なパーツの有無により、性能と規制上の区分が変わるため、正しい測定方法を押さえておくことが重要です。

測定時の準備と具体的手順

総重量を正確に測るための準備として、以下のステップが推奨されます。1つ目はドローン本体を飛行に必要なバッテリーで装着すること。2つ目はプロペラガードを含む取り外し可能なアクセサリーを外すこと。3つ目は測定器は100グラム単位以下で正確なものを使い、実際に「離陸時」の状態に近い状態で数値を把握することです。

バッテリー容量と重さの関係性

バッテリーには容量(mAhやWh)に応じて重量が変わるため、大容量のバッテリーを使用すると総重量が100gを超える可能性があります。同じドローンでも搭載するバッテリー次第で法律上の扱いが変わることがあるため、購入時と飛行前の両方で重量を確認することが重要です。

付属品・アクセサリーの影響

例としてプロペラガードやLEDライトなどを取り付けると、見た目以上に重量が増すことがあります。これらは測定基準には含まれないとされることもありますが、装着時には総重量が変わるので使用状況に応じて重量オーバーとならないか確認しておくと安心です。

規制区分と重量に基づく法律の関係

ドローンの重量によって適用される法律の内容が変わるのは、日本における航空法と無人航空機の定義が根拠です。以下に、重量区分ごとの規制の主な内容と例をまとめます。特に100g未満、100g以上、25kg以上の大型機に関して異なる対応が求められます。

100グラム未満の機体が適用される規制と免除

100グラム未満の総重量であれば、航空法第11章の「無人航空機」の定義から除外され、登録義務やリモートIDの義務などが基本的にない状態です。ただし、空港近辺・高度制限・人口集中地区など、特定の空域での飛行では例外的に許可が必要な場合があります。

100グラム以上25キログラム未満の無人航空機の義務

この区分では、登録義務、リモートID搭載義務、また飛行方法や飛行空域の許可・承認を得る必要があります。夜間飛行、目視外飛行、人口集中地区やイベント上空の飛行などには追加の制約が存在します。さらに、法律改正によりこの範囲では飛行方法の部分や空域の申請手続きが厳しく整備されています。

25キログラム以上の大型機に求められる追加規制

最近では、最大離陸重量が25キログラムを超える大型機の開発・運用の事例も増えています。この種のドローンには、型式認証や第三者賠償責任保険の加入義務などが課されることが多く、また安全装置や飛行許可要件も厳しいものとなります。大型運用においては、法律上の区分以外に産業的な運用基準や技術基準も関わってきます。

重量基準の改正と最新の動き

法律や規制はドローン技術の進化と共に変化しています。近年の改正では、100グラムの基準への引き下げや、25キログラム以上の大型ドローンに関する型式認証制度の導入、安全保険の義務化などが注目されています。これらの動きを押さえることで、今後のドローン運用計画に役立ちます。

100グラム基準への引き下げの背景と影響

以前は200グラムが無人航空機と模型航空機を分ける基準でしたが、安全性の向上や機能強化により、2022年6月20日からこの基準が100グラムに引き下げられました。この変更により、多くの小型ドローンが新しい規制対象に含まれ、登録やリモートIDの義務が増えています。

大型ドローン25キログラム以上の型式認証制度

25キログラム以上の機体には、飛行許可だけでなく型式認証が求められるようになっています。また、これら大型機体を運用するためには第三者賠償責任保険の加入なども義務付けられるようになっています。最近では、型式認証申請中の25kg超のドローンも発表されるなど、産業応用が広がっています。

バッテリーの航空機持ち込み規則の改定

バッテリー容量(Wh)を基準とした航空機持ち込みのルールも改正されます。一般的なドローン用バッテリーであれば100Wh以下が多く、この範囲は改正後も比較的緩やかな扱いとなります。一方で100Whを超える予備電池には個数制限が設けられる見通しがあり、機内での充電・使用の禁止など安全対策が強化されます。

重量基準別の比較表と実例

規制の内容を区分ごとに比較すると、どのような義務・制限があるかが明確になります。以下の表に100グラム未満/100グラム以上25キログラム未満/25キログラム以上の3区分で主な規制項目を整理します。

区分 主な規制内容 該当する機体の例
100グラム未満 登録義務なし、リモートID義務なし、飛行許可不要(ただし空港近辺や特定空域では許可必要な場合あり) トイドローン、小型ホビー機、バッテリー別体で軽量なモデルなど
100グラム以上25キログラム未満 登録必須、リモートID搭載、飛行許可・承認手続き(夜間・目視外飛行・人口集中地区など) 飛行写真用カメラ搭載ドローン、農薬散布ドローン中型モデルなど
25キログラム以上 型式認証義務、保険加入義務、より厳しい安全技術基準・飛行許可条件が適用される 大型物流ドローン、25kg超のプロフェッショナル機体など

機体重量だけでなく最大離陸重量の理解も重要

ドローンのスペックには「機体重量(本体+バッテリー)」の他に「最大離陸重量」が記載されていることが多いですが、これも運用や許可申請において重要な指標です。最大離陸重量とは、搭載物(カメラ・荷物など)を含んだ飛行可能な状態での重量限界を示します。これは性能・耐久性・飛行時間に直結するため、用途に応じて重さの余裕を持たせる設計が必要です。

最大離陸重量とは何か

最大離陸重量は、機体、バッテリー、ペイロード(カメラ、荷物等)を含む離陸可能な最大の重量を指します。これは機体の設計・モーター性能・バッテリー容量に基づいて決定され、これを超えると飛行できない、または性能が著しく落ちるため注意が必要です。

ペイロードとの兼ね合い

ペイロードとは、機体に搭載できる荷物・機器等の重量を指します。例えば産業用ドローンでは農薬タンクや撮影機材などが該当します。ペイロードを増やすほど機体重量+バッテリー+搭載物の総重量が最大離陸重量に近づき、飛行時間や安定性が低下することがあります。

実例として25キログラムのプロドローン型式認証中機体

最近公開された機体では、最大離陸重量が45キログラム、ペイロードが18キログラムというモデルが発表されています。これは型式認証申請中の25kg以上の大型ドローンであり、25kg超の扱いを受ける典型例として注目されています。

まとめ

ドローンの重量は、本体+バッテリーの総重量が規制の境界となります。とりわけ100グラム未満か以上かで、登録や飛行制限などの法的扱いが大きく異なります。また、25キログラムを超える大型ドローンには型式認証や保険加入など追加の義務が課されます。

バッテリー容量やペイロードとの関係で重量は変動するため、購入前や飛行前に必ず実測し、カタログ表記を確認してください。飛行計画や運用条件に応じて許可・承認申請・リモートIDなどの義務を理解し、安全で法律遵守のドローン飛行を心がけましょう。

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